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研究室のゼミ資料と卒論の作成に使ったLaTeXの基礎知識

2021/03/19
2021/03/19

この記事を書いている時点で、筆者は卒業間近の大学4年生です。
卒論や研究室のゼミ資料をLaTeXで作りました。
最初はわけわかめでしたが、やってるうちに最低限の知識が身に付きました。

これからLaTeXを触るよって人のために、自分が学んだ知識を記事にまとめたいと思います。
この記事を導入として参考にしていただければ嬉しいです。

基礎の基礎

LaTeX(TeX)とは何ぞや

論文やレポートなどの文書を美しく作ろうぜ、みたいなヤツです。
コマンドを使うことで、システマチックに表や図を配置したりして綺麗な文書が作れます。

「これは和論文だよ」「上下左右のマージンはこれくらいにしてね」
みたいなことを、コマンドによって指定します。
後ほど、自分が実際に使った卒論の雛形を載せておきます。

あと、$\TeX$と$\LaTeX$は別物です。
その違いについては、下の記事が分かりやすかったです。

TeX と LaTeX の違い | ラング・ラグー

プリアンブル

LaTeX入門 - プリアンブル

プリアンブルとは \documentclass{…} と \begin{document} の間の部分のことです。

実際に本文を書くところより前の部分で、諸々の設定などについて書きます。
そこのことをプリアンブルと言います。

「これは和論文だよ」「上下左右のマージンはこれくらいにしてね」
先ほど出てきたこういったことを指定します。

documentclass

まず文書の種類を指定します。
例えば、自分は卒論を書くときは次のように指定しました。

\documentclass[a4paper, 12pt, titlepage, dvipdfmx]{jarticle}

これは以下のことを指定しています。

  • A4サイズ
  • 文字の大きさは12ポイント
  • タイトルページを付けたい
  • DVI形式のファイルをPDFファイルに変換する

自分のやりたいことに合わせて指定します。

usepackage

使用するパッケージを指定します。
例えば、自分は卒論を書くときは次のように指定しました。

\usepackage{graphicx} % 画像の挿入、テキストや図の拡大縮小・回転
\usepackage{amsmath, amssymb} % 数学用パッケージ
\usepackage[top=2cm, bottom=3cm, left=2cm, right=2cm]{geometry} % 上下左右のマージン
\usepackage{enumerate} % 高機能番号付き箇条書き
\usepackage{colortbl} % 表に色付け

ライブラリのようなもので、これも自分のやりたいことに合わせて指定します。
どのパッケージを使えば自分のやりたいことができるか調べてみてください。

本文

実際の本文は \begin{document}\end{document} で囲った中に書きます。
具体的には、次のように書きます。

\begin{document}

\section{序論}
序論の内容を書く

\section{本論}
本論の内容を書く

\section{結論}
結論の内容を書く

\end{document}

数式

LaTeXでは、数式を書きたいとき2つのパターンがあります。

  • $ で囲む(文中に書きたいとき)
  • begin{equation}end{equation} で囲む(独立させて書きたいとき)

特殊文字(例えばアルファとか)を書きたいときも $ で囲みます。
$\alpha$ と書くと、変換後はギリシャ文字のアルファが書けます。

LaTeXの特殊文字・特別記号

改行

\\ と書くと改行できます。

自分が実際に使った卒論の雛形

\documentclass[a4paper, 12pt, titlepage, dvipdfmx]{jarticle}

\usepackage{graphicx} % 画像の挿入、テキストや図の拡大縮小・回転
\usepackage{amsmath, amssymb} % 数学用パッケージ
\usepackage[top=2cm, bottom=3cm, left=2cm, right=2cm]{geometry} % 上下左右のマージン
\usepackage{enumerate} % 高機能番号付き箇条書き
\usepackage{colortbl} % 表に色付け

\begin{document}

% 表紙ページ
\begin{titlepage}
	\begin{center}
		\vspace*{40mm}
		\huge 卒業論文 \\
		\vspace{20mm}
		\LARGE 卒業論文のタイトル \\
		\vspace{44mm}
		\Large 指導教員:◯◯ 教授 \\
		\vspace{4mm}
		\Large 大学名・学部など \\
		\vspace{4mm}
		\Large 学科・コースなど \\
		\vspace{4mm}
		\Large 学籍番号:000000 \\
		\vspace{4mm}
		\Large 提出者氏名:◯◯ \\
		\vspace{4mm}
		\Large 提出日:20xx年x月x日
	\end{center}
\end{titlepage}
\thispagestyle{empty}
\clearpage

% 摘要のページ
\begin{center}
	\Large{摘要}
\end{center}
\thispagestyle{empty}
% ここに摘要を書く
\clearpage

% 目次ページ
\tableofcontents
\thispagestyle{empty}
\clearpage

% 表紙・摘要・目次にはページ番号を記載したくない
% このコマンドで帳尻合わせ
\addtocounter{page}{-2}

% 序論から結論まで、本文をここに書く

% 参考文献ページ
% [1] xxxxxx
% [2] oooooo
% みたいな感じで書きたい
\section*{参考文献}
\begin{enumerate}[\textrm{[}1\textrm{]}]
	\item 参考文献1
	\item 参考文献2
	\item 参考文献3
\end{enumerate}
\clearpage

% 最終ページ、謝辞
\begin{center}
	\Large{謝辞}
\end{center}

\end{document}

よく使ったコマンド集

見出し

\section{節の名前}
\subsection{小節の名前}
\subsubsection{小々節の名前}

段落の行頭の字下げをしない

\noindet

ページを変える

\clearpage

箇条書き

\begin{itemize}
	\item 1つ目
	\item 2つ目
	\item 3つ目
\end{itemize}

画像の挿入

\begin{figure}
	\centering
	\includegraphics[width=8cm]{picture.png}
	\caption{画像の名前}
\end{figure}

表の挿入

% 3行2列の表
\begin{table}[tb]
	\centering
	\caption{表の名前}
	\begin{tabular}{|c|c|}
		\hline
		xxxx & xxxx \\
		\hline
		oooo & oooo \\
		\hline
		vvvv & vvvv \\
		\hline
	\end{tabular}
\end{table}

数式関連

$\frac{2}{3}$ % 分数 3分の2
$3 \times 2$ % 掛け算 3×2
$x^2$ % 添字 xの2乗
$\int^{b}_{a} f(x) dx$ % 積分 x = a から x = b までの関数 f(x)
$\sum^{n}_{k=1} a_{k}$ % シグマ k = 1 から k = n までの k が添字の a の和
$\pm{5}$ % プラスマイナス プラマイ5

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ゆうや